初めてのお熱

よく智恵熱などといいますが、子供が熱を出すたびに成長して、大きくなったり、動きが活発になったり、熱を経過するたびに成長していく姿がみられます。

そうはいっても子供の熱、特に赤ちゃんの熱は39度〜40度と非常に高熱を出す為に、初めて見るお母さんはびっくりするかと思います。たいていの場合、2〜3日で引いていきますので、温かくして寝ていれば大丈夫です。

慌てて、病院に行く方がかえって疲れてしまったり、ぐったりすることがありますので、まずは様子を見たほうがいいと思います。

うちの子も250日を過ぎたあたりから熱が出始め、40度近くまで上がりました。大人で40度だすなんて事はそうそうないと思いますが、子供はかぁ〜っとすぐにあがります。目がとろ〜んとして勢いがなくなるのが特徴ですが、熱があるにもかかわらず、目がギラギラしていたら注意がひつようです。


これは肺の熱で肺炎を起こしている可能性がありますので、赤ちゃんによっては重篤な問題につながり兼ねないので、医師の判断が必要です。こういうときは病院に行った方がいいと思います。右の写真は目がトロ〜ンとしています。

我々はどこで判断するのかというと、お腹に力があるか、軽いか重いかなどでみます。熱が出ていてもお腹がしっかりしていれば大丈夫です。自然に経過で来ます。ところがお腹が船底のようになっていたり、硬くなっているときは警戒した方がいいです。


うちのこの場合、お腹がしっかりしていましたので安心してみていられました。ただし目がトロ〜ンとしているのが、なんともかわいそうです。でもこうやって強くなっていくのだと思うと仕方ありません。よーくだっこして、中心に寄せるようにしながら、ずっと気を送りました。

とても熱いのでこちらまで熱くなってきます。そういう感じになったときは、赤ちゃんが少し楽になったときで、自分の体を通して感じることが出来ます。しかしあんまり高い熱が続くと、体力が要りますので、氷枕などを使いながら様子を見ました。気持ちがいいらしくすやすや寝ます。そしていつもより水分を欲しがる。

この要求を見逃さないように、自分の体力で経過できるように、親として見守ることがこのときの急処です。特に夜になると熱が上がりますので、さっきまで平気でも油断しない方がいいと思います。


こうして晴れて熱が下がり経過したら、一時的に平熱より低い時期があります。このときが一番注意が必要で、体が破壊を起こして建設に入っているときです。このときの体は一番虚になっているときです。この虚になっているときに、風に当てたりなどの刺激を与えてしまうと、また熱が出始めることがありますので、大体6〜8時間はおとなしくしています。


すると、まず目の勢いが出てきます。明らかに違う。とても勢いのある、キラッとした輝かしい目になります。そうなればもう大丈夫。うちの子はこの日を境に、ハイハイのスピードが一気に上がりました。お母さんは、「スーパー○○チャンになったよ」と喜んでいましたが、確かに暴れっぷりもスーパーです。