整体的発想5
整体の体であれば必要な事は体がやってくれます。
では、整体の体ってどんな体のことを言うのでしょう?
整体の体とは、
「中心に力の集まったからだ」
「深い呼吸のできるからだ」
の事をいいます。
なんのことやら分かりにくいので、
説明します。
人間は疲れてくると、力が外に外にかかってきます。
よくフラフラするなんていう人いますでしょ。
そんな感じです。
絶好調のときは体が軽く、
宙にも浮くように感じます。
その疲れは一日の終わり、
つまり夜になると大きくなり、
睡眠によって回復するようになってます。
次に深い呼吸ですが、
怒られて胸を張って帰ってくる人はいませんよね。
またがっかりしたり、
疲れたり、ぐったりしたり・・・
元気の逆、つまり疲労しているときは、
肩を落とし、胸を圧迫して、
呼吸が浅くなるんです。
それも一日の終わりになるにつれて増してきます。
このように自然のサイクルで、
疲れたり、回復したりを繰り返し、
もっと大きくみると、
回復→誕生
疲れ→死
という具合に一生もそのような、
緊張と弛緩なのです。
このバランスが崩れたときに、
体はやかましくなってきます。
それでは困るので、
時には風邪を引いたり、熱を出したりとバランスを取っています。
それらからだの回復がうまくいかないときに、
うまくいくようにするのが整体の技術です。
このような基本概念のもと、
整体指導は行われます。