妊娠・出産2

【お腹の変化編】

 お腹が張るということは出産に備えての準備運動をしているんですよ。と、助産婦さんが仰っていました。

 始めはそうでもなかったものの、37週を過ぎた頃からはいつ産まれてもおかしくない状態となって、お腹が張ったり戻ったりが繰り返します。


 やがてその周期が短くなって定期的になったらいよいよということですが、緊張があったり、特に周囲の下手な慰めや要求に合ってない言葉かけが、出産を遅らせる?ということもあるらしい。


 産まれる少し前は、体全体がきゅっと締まった感じになり、腸骨のふちがその時だけ緩む。実際に長女が産まれるとき観察しましたが、、、わかりません。男にはわからないというか、見る目が養われていなっかたというか、要するに下手だったんですね。今回はお腹に手を当てたとき脈をよく感じますし、腸骨やそ径部の感じからまだだなというのがわかります。


 妻の言う前回と比べてどうだとか、前はこんな感じだったとかは非常に曖昧で、つい何年か前でこうですから、それこそおばあさんの言う事や、周囲の先輩たちの言うことはさらに増して曖昧です。


 それが確かになったのは、長女のとき陣痛が始まってこれかと思ったので、「連れって言ってくれ」と頼んだところ、「いやいや、まだこんなものではない」と待たせて、さらにそのまま寝てしまったそうです。痛む腹を押さえながら揺さぶって起こしたそうですが、本人は必死だったでしょうね。


 後から聞いた話では、自分のお産が非常に遅かった為、そう当てはめてしまい「まだまだ」という曖昧なアドバイスとなったようです。経験や習慣や憶測で体のことを当てはめてしまうとこんなものかと思いましたが、自分がこうだからあんたもそうでしょ!というやり取りで、着いたらすでに出始めていて、あっという間に出て終わり。まあ、これはこれで良かったと思いますが、女房いわく「どうして連れて行ってくれないのだろう」と思ったらしいです。


 そういう経験から、こうなったらら行くとか、何分おきにとか頭で考えるのではなくて、感じや勘といった本能を信じると言っていました。女性は野生に帰るときがあっていいなと、少し思いましたが、実はコレが一番大事で、“周囲はほおっておくのが一番”という結論に至ったわけです。


 聞いた話で、だんながあれこれ言う人で、たまりかねた奥さんが、「離婚してもいいから、だまっててくれ!」と最後には言ったそうです。要するに人によってみんな違うから、本人にお任せした方がいいと思います。