育児4

【鼻づまり編】

 スーパーやデパートの赤ちゃんコーナーに行くといろんなものが売っています。何に使うのかな?別になくてもいいもの?
お姉ちゃんが産まれたときよりはるかに進化して、見ていて感心するばかりです。


 その中に鼻水や鼻くそがつまった時のグッツがあるのですが、2本のチュウーブと小さな筒みたいなもの。最初どうやって使うのかわかりませんでした。なんでも片方のチューブを鼻に突っ込んで、もう片方のチューブで吸い込んで、鼻水や鼻くそを筒に取り込むものらしいです。


 これは怖いと思いますよ。赤ちゃんにとっては。もごもご動くのを押さえつけてやるわけですから、恐怖を与えるんじゃないかと思って心配になります。もしくは寝ている間にこっそりやるとしても、絶対起きますよこれじゃ。



 前置きが長くなりましたが、「そんなときはどうするの?」と、鼻ずまりの時の対処法を聞かれることが何度かありましたので取り上げてみたわけです。


 冬に特に多いと思いますが、乾燥で鼻がカピカピになって、気がつくとつまってゲホゲホしていることがあります。また、鼻がつまって眠れずにずっと泣いているという場合など、意外と原因は乾燥にあります。


 簡単な方法としては、ティッシュでかまわないので水で湿らせて、鼻の周りを“ふやかす”のです。始めちょっと嫌がりますが、そのうちふやけると「ズズーズー」「すーピーー」と通ってご機嫌になります。そのときの赤ちゃんは「アレっ」と言った感じで、きょとんとします。


 これらもだまってやらないで、「こうするとお鼻が通りますよ〜」「ちょっとがまんしてね」などとしっかり話しかけてやることです。そして通ったところで「ああ〜良かったね〜」「これですっきりだねえ〜」とほめてあげます。


 これをたいてい「ほら、通ったでしょう」「すごいだろう!」などと自分の功績にしてはいけません。なぜなら抱いているときにそのちょっとの傲慢さが伝わって、次から嫌がります。これは本当にそう思います。


 少し乱暴な方法としては、直接鼻をべろべろ舐めてあげると、すうっと通ります。動物たちが子供の体を舐めてきれいにしてあげるように、私たちも動物なのですからこのような方法も自然な事です。まあ、ちょっと汚い気もしますが自分の子ならいいでしょう。

  
 舐めてきれいにすることは無いと思いますが、きれいにと言えば人間の場合、“お風呂”です。鼻がつまって苦しそうだったら、お風呂に入れて、綿のハンカチで鼻の周りをぐじゅぐじゅふいてあげれば大体通ります。


 あとは首の骨のこわばりが考えられますが、それはオムツがきつくてそれを制限している場合です。そのような時はオムツを取ればいいのですから簡単ですが、どうせ取るならお風呂に入れてあげる方が寒くないし、気持ちがいいでしょう。

 意外と“オムツ→首の動きの制限→鼻”という関連があるのかもしれません。自由になってかつ気持ちがいい場と言うのは、お風呂です。赤ちゃんの場合、たいていのことはお風呂で何とかなります。

 それを次回は取り上げてみようかと思います。