すごいぞ足湯!

足を確認して、これは相当つかれているなぁ〜と感じたときは、「ご自宅でお風呂とは別に足湯(そくとう)をされるといいですよ」と、指導することがあります。

この時期は湿気で体が蒸れて、行き場の無い老廃物が足に溜まることが多いのですが、足をちょっとふんずけて足湯をするととってもすっきりします。やり方はここでは省きますが、何度かいらしている患者さんに、「説明だけじゃなんですから、やってみましょう」と、お時間をいただいて足湯をしてもらいました。


なぜわざわざこんなことをしたのかというと・・・


来るたびに、「やれここが痛い、あっちがあーだ、こーだ。今日はこっちだ」と、必ず講釈たれるので、「先週ご紹介した足湯はやってみましたか?」とたずねたところ、「いそがしくて・・」。


これは指導のスタート地点が狂ってきているなと思って、ではやってみましょうということにしたのです。体を頭でいろいろ考えている人ほど、このような事に時間を割かないと思いますし、また自覚していない。もっとも必要な人ほどやらないものではないかと思います。どんどん進んでやる人はひょっとしたら必要ないかもしれない。やらない、やれないというところに、とても大きな効果があるのではないかと、興味があってやってみたのです。


結果はなかなかのものでした。それからというもの、あーだ、こーだ言わなくなり、私の話もやっと聞いてくれるようになりました。整体指導の場合、スタートで掛違うとまったく違うものになってしまうようです。まずはそれを教えてあげなくてはいけませんね。