鮭と野菜と整体

 鮭の切り身はあの形で泳いでいる。野菜はスーパーで売っているもの。と、本気で思っている子供がいるそうです。ほんとうかな・・?


これはバカだなぁ〜と思うより、損だなぁ〜と思います。


これらの料理がでてきて、なにも考えずにただ口に運んで、挙句の果てには「キライ」の一言で食べなかったり。それじゃ家畜と一緒じゃないか!と、思ってしまいます。


野菜だっていろいろな土地で育ち、収穫され、消費者の元に届く手段としてスーパーに置いてあるわけでしょう。それを初めからスーパーにあるものなんて思い込んでいるのは、損であると考えるわけです。自分で種をまいて、見てくれは悪くとも、初めから最後まで見守って口にする野菜は、「まずい」なんておそらく言わないんじゃないかな。



 整体ではその人の要求をとても大事にしています。野菜だって要求がなければ食べなきゃいいと思いますが、上記のようなことを踏まえて、「今は要らない」なら話はわかりますが、ただスーパーに並んでいる野を見て、「おいしそう」とはもしかしたら思わないのかもしれません。


 よく体験農業など学校で行くところがありますが、あれはとてもいい経験になると思います。家でなにかしら作っているならまだしも、都会でマンション暮らし、土の上には座ったことがありません。なんて子供がいたとしたら、ぜひ経験して欲しいと思います。



 要求といってもただのワガママは違いますよ。要求だといって朝から大酒飲んでは困りますし、いくらでも入るといっては食べるのもまた違います。体の素直な要求は、体が整体であればまず間違いありません。食べたいものが栄養で、動くだけ動いて、疲れたら寝る。単純だけれどこれが一番素直なんじゃないかと思います。


 ただし食べ物に限っては、経験から覚えていくもので、口にするには興味がないといけないと思います。そういった意味で、野菜はどうように作られて、鮭とはこういうお魚だよ、と教えてあげればいいじゃないかと、思ってしまったわけです。



 これから食糧難になるなんてウワサがチラホラ。自給自足ができる人がこれからは必要かもしれませんね。