夏の花はハデ?

 外を歩いているといろいろな花を見つけることができます。今の時期ですと、フヨウ、ムクゲサルスベリ、ひまわり、ハイビスカスもおおくみかけますね。夏の花の特徴は大きく開いて、おしべが目立つという点ではないでしょうか?ハイビスカスなんて特にそうです。ハデに広げて、見て!という感じがします。色も目立つ原色というか、濃い感じが多いですね。フヨウ、ムクゲもよくみると違うけれど、同じようにみえます。


 これは夏の開放的な季節ならではだと思います。それに比べると春の花はすこし控えめですね。朝晩まだ冷えるのか夏ほど広げてはいないようです。チューッリップはんかは厚いベールに包まれているでしょう?花一つとっても季節によっていろんな特徴があってみていておもしろいです。


 さて、人間はどうなんでしょうか?
花を洋服にたとえれば、厚いものから薄く開放的なものに変わっていきます。暑い季節は熱を発散する為に開放的になるものです。

 ところがですよ、洋服などの見てくれはいいとして、体をみているものから言わせると、ぜんぜん開放的になっていないのです。とくに肋骨というところは、暖かい時期緩んで楽なはずなんですが、逆にこわばっています。花で言えば開ききらないで途中で止まっている感じです。楽に開いていればいいものを、開ききらない花を見ているようでとても違和感を感じます。


 やはり暑すぎのではないか?それに体がついていっていない?いいや、ちゃんと適応してこわばることで体を守っているのか。いろいろ考えてしまいますが、これからはこういう事態が増えてくるだろうとお話もありましたし、実際そう思います。そして妙に眠くなるという話もよく聞くので、寝ることで無駄なエネルギーを使わず、嵐が過ぎ去るのを待っているのか?いずれにせよ、これからは季節の変動も合わせてよく観察しないといけません。

そのうち夏の花も暑すぎて開かなくなったりして。